革のお手入れ方法 PR

ヌメ革の特徴とお手入れ方法

ヌメ革
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革好きにはたまらない経年変化が楽しいヌメ革。

ヌメ革は植物の渋(タンニン)のみでなめされた、革そのものの風合い、味わいを楽しめる、まさに革好きの為の革です

三嶋ことり
三嶋ことり
今回はそんな魅力にあふれたヌメ革の特徴とお手入れ方法をご紹介します。

ヌメ革はとっても丈夫で長持ちです。お手入れも比較的楽なので初心者さんにもおすすめなレザーです。

ヌメ革とは

ヌメ革は植物から抽出した渋成分(タンニン)のみでなめされた皮革です。

自然の風合いをそのまま残したヌメ革は、使い手によって様々な表情へと変化していきます。

ヌメ革の特長はその丈夫さ

とにかく丈夫で耐久性があります。素材自体は固いのですが、毎日手に取り使用することで少しずつ繊維がほぐれて柔らかくなっていきます。

傷痕やシワ、血管や毛穴の痕など世界に一つしかない天然の表情が個性として残っており、使うほどにいい味わいへと変化します。

タンニンなめしとは

植物の渋(シブ)を使用して皮をなめします。
型崩れしにくく丈夫。使い込むほどに艶や味わい深さが出るのが特徴。天然素材を天然素材で仕上げた、環境にもやさしいナチュラルな素材となります。

ヌメ革の主な特徴6つ

ヌメ革の主な特徴
  • 丈夫で長持ち
  • 傷が付きやすいがそれがいい味となる
  • 艶が増し味わい深くエイジング
  • 使い続けると繊維がほぐれ自分の手に馴染む
  • 天然の傷や痕は生きた証
  • 水に弱い

では一つずつ詳しく解説します。

1、丈夫で長持ち

先ほども言いましたが、ヌメ革の特徴はその丈夫さです。

他の皮革に比べると繊維の目が詰まっていて素材自体はとても固く、少々荒い扱いをしても滅諦に損傷することはありません。

しっかりとお手入れすることで、10年、20年と末永く愛用できます

2、傷が付きやすいがいい味となる

丈夫な反面キズが付きやすい革でもあります。

ヌメ革は表面加工がされていないため、ちょっとこするだけでも簡単に傷がつきます。

けれどその傷さえも味わいとして楽しめるのがヌメ革の良さであり醍醐味です。

3、艶が増し味わい深くエイジング

ヌメ革はとにかく経年変化(エイジング)がとっても楽しい皮革です。

使い込むと日光や熱、手の脂や摩擦などの刺激によって徐々にあめ色へと変化します

また革が元々含んでいる油分が表面に染み出して美しい艶も生まれます。

使うほどに劣化するのではなく、逆に艶と重厚感が溢れ出し、世界に一つしかない革製品へと成長します。

まさに、10年後が楽しみになる革です。

4、使い続けると繊維がほぐれ自分の手に馴染む

素材自体はとても固い革ですが、使い続けると繊維がほぐれ柔らかくなり、自然と自分の手に馴染んできます。

これがすごく気持ちがいいいです。

手に取るたびに自分の手にフィットするのですごく愛着が湧きます

5、天然の傷や痕は生きた証

ヌメ革はほとんど表面加工をほどこしてない最も革らしい革です。

生きている時にできた傷痕、シワ、血管の痕などの自然な表情がそのまま残されており、これらを『ナチュラル・スタンプ(自然の刻印)』と呼びます。

同じ刻印を持つ革は二つとありません。

動物それぞれの生きた証が個性として刻まれ良い味わいになります。

6、水に弱いので水濡れには要注意!

とにかくヌメ革は水に弱いです

何度も言いますが、ヌメ革は表面に何も加工をされていないので、水に濡れるとすぐにシミなってしまいます。

ある程度使い込むことで表面が自然と脂でコーティングされますが、それまでは水に注意する必要があります。

ただし、水でシミができてしまっても、経年変化により目立たなくなりますし、またそれが良い味となるのであまり神経質にならず荒く使う方が楽しいです。

ヌメ革の防水対策&汚れ対策におすすめなクリーム

コロニル

卸したてのヌメ革はまっさらな状態でやや汚れやすいです。

購入したらすぐに【コロニルシュプリームクリームデラックス】を塗ると汚れが付きにくく、またクリームの油分により撥水効果も得られるので水シミも付きにくくしてくれます。

保湿力が高く艶出し効果を与え、ヌメ革をより一層輝かせることができます

シミ対策に防水スプレーがおすすめ

雨や水濡れが気になる方は【コロニルウォーターストップスプレー】などのフッ素系防水スプレーでしっかり対策することをおすすめします。

防水スプレーはシミだけじゃなく、汚れを防ぎ、お手入れも楽になるというメリットもあります。

防水スプレーの選び方や使い方は以下の関連記事にて詳しく解説しています。

コロニル
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ヌメ革のお手入れ方法

ヌメ革

ヌメ革は一見お手入れが大変そうなイメージがありますが、実はすごく簡単なので初心者さんにもおすすめです。

基本的にお手入れしなくても大丈夫

三嶋ことり
三嶋ことり
ヌメ革は基本的にお手入れしなくてもOKです。

普段は表面のほこりを布(クロス)などで乾拭きして落とす程度で大丈夫です

半年~1年ほど使ってみて乾燥が気になり始めたらオイルやクリームで栄養を補充してあげてください。

毎日使うことがお手入れになる

ヌメ革は使用することで革の繊維をほぐし、オイルを移動させ、手の脂や革自体から出る油により自然の保護膜ができます。つまり、毎日使うことがヌメ革にとって一番のお手入れになります。

キレイさを保ちたいならオイルケアをしておくと良い

コロニル

先ほどもご紹介しましたが、もし汚れやシミが気になるようでしたら、購入後すぐに【コロニルシュプリームクリームデラックス】を塗っておくと安心です。

お手入れが必要ないと言ってもヌメ革は表面加工をほとんどしていないため、水に濡れるとすぐにシミになってしまいます。

三嶋ことり
三嶋ことり
こちらのクリームは乾燥した革に栄養を与え、傷がつきにくくなり、撥水効果もあるので汚れやシミも防いでくれるので本当におすすめです。

ヌメ革の醍醐味は味わい深いエイジングと傷

ヌメ革は傷が付きやすく汚れやすいですが、そこがヌメ革の良さでもあります。

使うほどにあめ色へと染まっていくヌメ革。

その過程で付いた傷はあなただけのオリジナルの味へと変化します。

ヌメ革の醍醐味はキズやシミさえもいい味として刻み、世界に一つしかないあなただけの逸品へと成長するところです

10年後が楽しみになる革です。

一生使えるヌメ革製品

日本の熟練革職人が手作りした男女兼用のヌメ革製品をご紹介します。

パティーナ

ココマイスターの『パティーナシリーズ』はイタリアのヌメ革を使用した、使い込むほどに愛着がわくヌメ革です。素朴ながらもカッチリとした印象があるので、ビジネスシーンでも使えます。

とても丈夫に作られているので、10年、20年といつまでも共に過ごせていけます。

土屋鞄

土屋鞄製造所の『ナチューラシリーズ』はヌメ革のナチュラルな魅力を最大限に引き出すためにあえて肉厚のまま一枚仕立ての設計です。

ヌメ革のなめらかさや自然な表情を心ゆくまで堪能できます。

まとめ

ヌメ革は経年変化をとことん堪能できる革好きにはたまらないレザーです。

使うほどにあめ色へと変化し、しだいに自分の手に馴染んでくるのでものすごく愛着がわきます。

ヌメ革ほど自分色へと染まる楽しさを味わえる革はありません。

お手入れもほとんどなくて大丈夫なので本革製品をはじめて使う方にもおすすめです。

ヌメ革は毎日使うことが1番のメンテナンスになるので、ぜひ毎日手で触れて、日々移り変わる経年変化を楽しんでください。

ABOUT ME
三嶋ことり
本革の沼にハマった三嶋ことりです。 オシャレが大好きな元アパレル店員。 日本の職人さんが手作りしたシンプルで洗練されたデザインの財布、カバン、手帳などの小物を買いあさっては日々経年変化を楽しんでいます。 革を育てることの楽しさや魅力について発信していきます。